寄揚州韓綽判官(杜牧)
寄揚州韓綽判官
揚州の韓綽判官に寄す
揚州の韓綽判官に寄す
青山隱隱水迢迢
青山隠隠として 水迢迢たり
- 青山 … 青く見える山。
- 隠隠 … かすんではっきりしないさま。
- 水 … 水路。
- 迢迢 … はるかに遠くまで続いている様子。『全唐詩』には「一作遙遙」とある。
秋盡江南草木凋
秋尽きて 江南 草木凋む
- 草木凋 … 草木が枯れる。『唐詩三百首』では「草未凋」に作る。「草未だ凋まず」と訓読する。
二十四橋明月夜
二十四橋 明月の夜
- 二十四橋 … 揚州城の内外の水路にかかった虹橋。
玉人何處教吹簫
玉人 何れの処にか吹簫を教うる
- 玉人 … 「貴公子。韓綽を指す」という説と、「美女。妓女を指す」という説とがある。
- 吹簫 … 簫の笛を吹く。
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