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竜池篇(沈佺期)

龍池篇りゅうへん
しんせん     
  • 七言律詩。飛・違・微・輝・帰(平声微韻)。
  • 竜池 … 長安興慶坊にあった池の名。
  • 竜池篇 … 『全唐詩』には題下に「唐享竜池楽章第三章」との注がある。
  • 沈佺期 … 656?~714。初唐の詩人。あざなは雲卿。内黄の人。宋之問とともに「沈宋」と呼ばれた。ウィキペディア【沈セン期】参照。
龍池躍龍龍已飛
りゅうりゅうおどらせてりゅうすでべり
  • 躍竜 … 竜池から竜が躍り出たこと。
龍德先天天不違
竜徳りゅうとくてんさきだちててんたがわず
  • 竜徳 … 竜の徳。天子の徳をたとえていう。
  • 先 … 『全唐詩』には「一作光」との注がある。
池開天漢分黄道
いけ天漢てんかんひらいて黄道こうどうわか
  • 天漢 … 天の川。
  • 黄 … 『全唐詩』には「一作皇」との注がある。
  • 黄道 … 太陽の軌道。天子の通る道にたとえている。
龍向天門入紫微
りゅう天門てんもんむかって紫微しび
  • 天門 … 天に登る門。
  • 紫微 … 紫微宮。天帝の住む宮殿。玄宗が皇帝の座についたことにたとえる。
邸第樓臺多氣色
邸第ていだい楼台ろうだい 気色きしょくおお
  • 邸第 … 邸宅。
  • 多気色 … 豊かな趣がある。
君王鳧雁有光輝
君王くんのう鳧雁ふがん 光輝こうき
  • 鳧雁 … 鴨や雁。
爲報寰中百川水
ためほうぜん 寰中かんちゅう百川ひゃくせんみず
  • 為報 … 知らせてあげる。言ってやるぞ。
  • 寰中 … 世界中。
  • 百川 … 多くの川。
來朝此地莫東歸
きたちょうして東帰とうきするかれ
  • 来朝 … 天子のもとへ挨拶にやって来る。
  • 此 … 『全唐詩』には「一作北、又一作上」との注がある。
  • 東帰 … シナの川はすべて東へ流れて海に入るといわれていた。
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