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秋風引(劉禹錫)

秋風引しゅうふういん
りゅうしゃく     
  • 五言絶句。群・聞(平声文韻)。
  • 『全唐詩』巻364所収。ウィキソース「秋風引 (劉禹錫)」参照。
  • 引 … 楽府題の一つ。「曲」「歌」と同じ。
  • 劉禹錫 … 772~842。中唐の詩人。あざな夢得ぼうとくちゅうざん(河北省)の人。貞元九(793)年、柳宗元とともに進士に及第。王叔文らの政治改革に加わり、僻地に左遷された。太和二(828)年に長安に復帰。その後も都と地方の諸官を歴任した。柳宗元とは無二の親友。晩年は白居易とも親交があり、白居易は彼を「詩豪」と称賛した。ウィキペディア【劉禹錫】参照。
何處秋風至
いずれのところよりか 秋風しゅうふういた
  • 何処 … 「いずれのところよりか」と読み、「どこから」と訳す。
蕭蕭送雁羣
蕭蕭しょうしょうとして 雁群がんぐんおく
  • 蕭蕭 … 風がものさびしく吹く形容。
  • 雁群 … 雁の群れ。
  • 送 … (秋風が雁の群れを)送り出している。
朝來入庭樹
ちょうらい 庭樹ていじゅ
  • 朝来 … 朝がた。「来」は助辞。「~このかた」「~から今まで」の意を表す。『唐文粹』(『四部叢刊 初編集部』所収)では「今朝」に作る。
  • 庭樹 … 庭先の木々。
  • 入 … (秋風が)入ってくる。「るを」と読んでもよい。
孤客最先聞
かく もっとさき
  • 孤客 … 孤独な旅人。作者自身を指す。
  • 最先聞 … 誰よりもまっ先に聞きつけた。
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