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登柳州蛾山

登柳州蛾山
柳州りゅうしゅうざんのぼ
りゅう宗元そうげん
  • 〔テキスト〕 『唐詩選』巻六、『全唐詩』巻三百五十二、他
  • 五言絶句。悠・州(平声尤韻)。
  • ウィキソース「登柳州峨山」参照。
  • 蛾 … 『全唐詩』では「峨」に作る。
  • 柳宗元 … 773~819。中唐の文人・政治家。河東(山西省永済県)の人。あざなこう。貞元九年(793)、劉禹錫とともに進士に及第。校書郎、藍田県(陝西省)尉、監察御史裏行を歴任。政治改革に乗り出したが失脚。辺地に左遷され、柳州(広西チワン族自治区柳州市)で死去した。唐宋八大家のひとり。韓愈とともに古文復興につとめた。詩においては王維・孟浩然・韋応物らと同様、自然をうたった詩が優れている。ウィキペディア【柳宗元】参照。
荒山秋日午
荒山こうざん しゅうじつ なり
  • 荒山 … 荒れ果てた山。
  • 午 … まひるどき。正午。
獨上意悠悠
ひとのぼる 悠悠ゆうゆうたり
  • 意 … わが思い。
  • 悠悠 … (憂いの気持ちは)果てることはない。いつまでも続くさま。
如何望郷處
如何いかんせん きょうのぞところ
  • 処 … ~してみると。~してみても。
西北是融州
西北せいほくゆうしゅう
  • 融州 … 今の広西チワン族自治区融安県。
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