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鞏路感懐

鞏路感懷
きょう感懐かんかい
呂溫りょおん
  • 〔テキスト〕 『唐詩選』巻六、『全唐詩』巻三百七十一、他
  • 五言絶句。來・徊(平声灰韻)。
  • ウィキソース「鞏路感懷」参照。
  • 鞏路 … 鞏に通じる街道。「鞏」は、今の河南省きょう市。ウィキペディア【鞏義市】参照。
  • 感懐 … 心にいだいている思い。感慨。
  • 呂温 … 772~811。中唐の詩人。あざなしゅく。またの字はこう。河中(山西省永済市)の人。貞元十四年(798)、進士に及第。おうしゅくぶんしつと親交があったため、貞元末には左拾遺および侍御史となった。元和元年(806)、戸部員外郎となったが、宰相のきっに憎まれ、地方に左遷されて死んだ。ウィキペディア【呂温】参照。
馬嘶白日暮
うまいなないて白日はくじつ
劒鳴秋氣來
けんってしゅうきた
我心渺無際
こころ びょうとしてさい
  • 渺 … はるかに遠い様子。遠くかすかな様子。『全唐詩』では「浩」に作り、「一作眇」とある。
河上空徘徊
じょう むなしく徘徊はいかい
  • 河上 … 黄河のほとり。
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