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塩州過胡児飲馬泉(李益)

鹽州過胡兒飮馬泉
えんしゅうにて胡児こじいんせんよぎる)
えき     
  • 七言律詩。煙・泉・天・前・年(平声先韻)。
  • 『全唐詩』巻283所収。ウィキソース「鹽州過胡兒飲馬泉」参照。
  • 『全唐詩』には題下に「一作過五原胡兒飲馬泉」との注がある。
  • 塩州 … 今の寧夏省塩池のあたり。ウィキペディア【塩池県】参照。
  • 胡児 … 北方の遊牧民族のこども。えびすの若者。
  • 飲馬泉 … 馬に水を飲ませる泉。
  • 李益 … 748~827?。中唐の詩人。隴西ろうせいぞう(甘粛省武威)の人。あざなくん。ウィキペディア【李益】参照。
綠楊著水草如煙
りょくようみずいて くさ けむりごと
  • 緑楊 … 緑の柳の枝。
  • 著水 … 柳の枝が水面につくこと。
舊是胡兒飮馬泉
胡児こじいんせん
  • 旧 … もと。
  • 胡児 … えびすの若者。
  • 飲馬泉 … 馬に水を飲ませる泉。
幾處吹笳明月夜
幾処いくしょく 明月めいげつよる
  • 笳 … 胡笳。北方の遊牧民族が用いた楽器。あしの葉を巻いて作った笛。
何人倚劍白雲天
何人なんぴとけんる 白雲はくうんてん
  • 倚剣 … 剣を杖にして立つこと。
從來凍合關山道
じゅうらい凍合とうごうす 関山かんざんみち
  • 凍合 … 泉の水が氷にとざされることと、関山の道がとざされることをかける。
  • 関山道 … 関所のある山道。
  • 道 … 『全唐詩』では「路」に作る。
今日分流漢使前
今日こんにちぶんりゅうす かん使まえ
  • 分流 … 泉の水が幾筋にも分かれて流れること。異民族に支配されてきたこの地方に、唐の朝廷の勢力が及んだことを意味する。
  • 漢使 … 唐の朝廷の使者。
莫遣行人照容鬢
行人こうじんをして容鬢ようびんらさしむるかれ
  • 行人 … 旅人。作者自身を指す。
  • 容鬢 … 顔とびんの毛。
恐驚憔悴入新年
おそらくはしょうすいして新年しんねんるにおどろかん
  • 憔悴 … やつれ果てること。
唐詩選
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巻三 五言律詩 巻四 五言排律
巻五 七言律詩 巻六 五言絶句
巻七 七言絶句 巻八 七言絶句
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