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閨怨(王昌齢)

閨怨閨怨けいえん
王昌齢おうしょうれい     
  • 七言絶句。愁・樓・侯(平声尤韻)。
  • 王昌齢 … 698~755。盛唐の詩人。京兆の人。あざなは少伯。高適・岑参とともに辺塞詩人のひとり。ウィキペディア【王昌齢】参照。
閨中少婦不知愁
閨中けいちゅう少婦しょうふ うれいをらず
  • 閨中 … 婦人の部屋の中。
  • 少婦 … 若妻。『新唐詩選』(岩波新書)等では「下町の平凡な女」とするが、張明澄『間違いだらけの漢文』(久保書店)では「この若妻が『樓』のある家に住めるからには、あきらかにちょっとしたお金もちであり、けっして下町の女ではない」と指摘している。
  • 知 … 『全唐詩』等では「曾」に作る。
春日凝粧上翠樓
春日しゅんじつ よそおいをらして翠楼すいろうのぼ
  • 凝粧 … 『新唐詩選』(岩波新書)等では「あつ化粧」とするが、『間違いだらけの漢文』(久保書店)では「『丹念に化粧する』『念入りに化粧する』『化粧に多く気を使う』などの意味であり、決して『あつ化粧』ではない」と指摘している。
  • 翠楼 … 青く塗った高殿。青楼に同じ。「妓楼」という意味もあるが、ここではその意味ではない。
忽見陌頭楊柳色
たちまる 陌頭はくとう ようりゅういろ
  • 陌頭 … 道ばた。
  • 楊柳 … やなぎ。
悔教夫壻覓封侯
ゆらくは 夫壻ふせいをして封侯ほうこうもとめしめしを
  • 夫壻 … 夫。わが夫。
  • 封侯 … 諸侯として封ずる。
唐詩選
巻一 五言古詩 巻二 七言古詩
巻三 五言律詩 巻四 五言排律
巻五 七言律詩 巻六 五言絶句
巻七 七言絶句
漢詩 詩人別
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