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竹里館(王維)

竹里館ちくかん
王維おうい     
  • 五言絶句。嘯・照(去聲嘯韻)。
  • 竹里館 … 王維の別荘の名。竹やぶの中にあった。
  • 王維 … 699?~761。盛唐の詩人。太原(山西省)の人。あざなきつ。ウィキペディア【王維】参照。
獨坐幽篁裏
ひとす 幽篁ゆうこううち
  • 幽篁 … 奥深く茂った竹やぶ。
  • 裏 … うち。そのなか。「裡」と同じ。
彈琴復長嘯
ことだんじて 長嘯ちょうしょう
  • 弾 … ひく。弦をはじいて音を出す。
  • 琴 … 七弦の琴。
  • 復 … そして。「ふたたび」という意味ではない。
  • 長嘯 … 口をすぼめて、息を長くのばして歌うこと。
深林人不知
深林しんりん ひとらず
  • 深林 … この奥深い竹林(での楽しみ)。
  • 人 … 世間の人。
  • 知 … わかる。理解する。
明月來相照
明月めいげつ たりてあいらす
  • 相照 … 照らしてくれる。ここでの「相」は「たがいに」の意味ではなく、二者の間に生じる動作につけることば。
唐詩選
巻一 五言古詩 巻二 七言古詩
巻三 五言律詩 巻四 五言排律
巻五 七言律詩 巻六 五言絶句
巻七 七言絶句 巻八 七言絶句
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