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君、命じて召せば、駕を俟たずして行く

きみめいじてせば、たずして
  • 出典:『論語』郷党第十13(ウィキソース「論語/鄉黨第十」参照)
  • 解釈:君主からお召しがあった際には、馬車の用意を待たずに出かける。孔子が君主に対し、機敏に忠義と礼節を行動に表したもの。
  • 論語 … 孔子(前552~前479)とその門弟たちの言行録。四書の一つ。十三経の一つ。二十編。儒家の中心的経典。我が国へは応神天皇の代に伝来したといわれている。ウィキペディア【論語】参照。
疾、君視之、東首加朝服、拖紳。君命召、不俟駕行矣
むとき、きみこれれば、東首とうしゅしてちょうふくくわえ、しんく。きみめいじてせば、たずしてく。
  • 疾 … 病気。
  • 君視之 … 君主が見舞いに来る。
  • 東首 … 東枕に寝る。
  • 朝服 … 礼服。
  • 紳 … 礼装用の太い帯。大帯。
  • 拖 … ひく。横たえる。長くのばして置く。
  • 不俟駕 … 馬車の用意ができるのを待たないで。「駕」は、馬車の用意をすること。「俟」は、待つ。
  • 詳しい注釈と現代語訳については「郷党第十13」参照。
あ行 か行 さ行
た行 な行 は行
ま行 や行 ら行・わ
論語の名言名句