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晏子の御

晏子あんしぎょ
  • 出典:『史記』管晏列伝
  • 解釈:他人の権勢によりかかって得意になる人のこと。
晏子爲齋相。出。其之妻、從門閒而闚其夫。其夫爲相御、擁大葢、策駟馬、意氣揚揚、甚自得也。
晏子あんしせいそうたり。ず。ぎょつま門間もんかんよりしてうかがう。そうぎょり、大蓋たいがいようし、駟馬しばむちうち、意気いき揚揚ようようとして、はなはみずかたるなり。
  • 晏子 … 斉の名臣、晏嬰あんえいの尊称。字は仲、諡は平、名は嬰。通常、晏平仲と呼ぶ。
  • 御 … 馬を扱って馬車を走らせる人。御者。
  • 闚 … そっと様子をうかがう。
  • 大蓋 … 車の上にかける大きな日よけ。
  • 駟馬 … 四頭の馬。
既而歸。其妻請去。夫問其故。妻曰、晏子長不滿六尺。身相齋國、名顯諸侯。今者妾觀其出、志念深矣。常有以自下者。
すでにしてかえる。つまらんことをう。ゆえう。つまいわく、晏子あんしみのたけ六尺ろくしゃくたず。斉国せいこくそうとして、諸侯しょこうあらわる。いましょうずるをるに、志念しねんふかし。つねみずからをもっひくくすることり。
  • 六尺 … 周代の一尺は大尺で22.5センチなので、六尺は約135センチ。
今子長八尺、乃爲人僕御。然子之意自以爲足。妾是以求去也。
いまみのたけ八尺はっしゃくすなわひと僕御ぼくぎょたり。しかるにみずかもっれりとす。しょうゆえらんことをもとむりなり、と。
  • 八尺 … 約180センチ。
  • 僕御 … 御者。
其後夫自抑損。晏子怪而問之。御以實對。晏子薦以爲大夫。
のちみずか抑損よくそんす。晏子あんしあやしみてこれう。ぎょじつもっこたう。晏子あんしすすめてもっ大夫たいふす。
  • 抑損 … へりくだる。
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