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楓橋夜泊(張継)

楓橋夜泊ふうきょうはく
ちょうけい     
  • 七言絶句。天・眠・船(平声先韻)。
  • 楓橋 … 蘇州市郊外にある石橋の名。
  • 夜泊 … 夜、船中に泊まること。
  • 楓橋夜泊 … 『中興間氣集』では「夜泊松江」に作る。また、『全唐詩』には題下に「一作夜泊楓江」との注がある。
  • 『全唐詩』巻242所収。ウィキソース「楓橋夜泊」参照。
  • 張継 … 生没年不詳。盛唐の詩人。襄州の人。あざなそん。ウィキペディア【張継】参照。
月落烏啼霜滿天
つきち からすいて しもてん
  • 霜満天 … 霜の降りるような寒さが一面に満ちわたる。
江楓漁火對愁眠
江楓こうふう 漁火ぎょか 愁眠しゅうみんたい
  • 江楓 … 川のほとりのかえで。『萬首唐人絶句』『文苑英華』では「江村」に作る。
  • 漁火 … 夜、魚をとるために船でたく火。『全唐詩』では「漁父」に作り、「一作火」との注がある。また、『文苑英華』でも「漁父」に作り、「詩選作江楓漁火」との注がある。
  • 愁眠 … 旅の寂しさから、寝つかれずうつらうつらしていること。
姑蘇城外寒山寺
姑蘇こそ城外じょうがい寒山かんざん
  • 姑蘇 … 蘇州の別名。
  • 寒山寺 … 蘇州市の郊外にある寺。ウィキペディア【寒山寺】参照。
夜半鐘聲到客船
夜半やはん鐘声しょうせい 客船かくせんいた
  • 夜半 … 夜中。『文苑英華』では「半夜」に作り、「詩選作夜半」との注がある。
  • 夜半鐘声 … 当時、寺院では夜中に鐘をつく習慣があったものと思われる。
  • 客船 … 客を乗せる船。作者が乗っていた船を指す。
唐詩選
巻一 五言古詩 巻二 七言古詩
巻三 五言律詩 巻四 五言排律
巻五 七言律詩 巻六 五言絶句
巻七 七言絶句 巻八 七言絶句
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