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楓橋夜泊(張継)

楓橋夜泊
ふうきょうはく
ちょうけい
  • 〔出典〕 『唐詩選』巻七、『唐詩三百首』七言絶句、『三体詩』七言絶句 実接、『中興間気集』巻下、『唐詩別裁集』巻二十、『唐詩紀事』巻二十五(『四部叢刊 初編集部』所収)、『全唐詩』二百四十二、『文苑英華』巻二百九十二、『唐詩品彙』巻五十、『万首唐人絶句』巻二十六(内閣文庫蔵)、『唐百家詩選』巻九、他
  • 七言絶句。天・眠・船(平声先韻)。
  • ウィキソース「楓橋夜泊」参照。
  • 楓橋 … 蘇州市郊外にある石橋の名。
  • 夜泊 … 夜、船中に泊まること。
  • 楓橋夜泊 … 『中興間気集』では「夜泊松江」に作る。また、『全唐詩』には題下に「一作夜泊楓江」とある。
  • 張継 … 生没年不詳。中唐の詩人。襄州じょうしゅう(湖北省襄州区)の人。あざなそん。官は検校けんこう祠部しぶろうちゅうに至る。『ちょう祠部しぶ詩集』一巻がある。ウィキペディア【張継】参照。
月落烏啼霜滿天
つきち からすいて しもてん
  • 月落 … 月が沈むこと。
  • 烏啼 … 烏が鳴く。夜中に鳴いたという説と、明け方に鳴いたという説とに分かれる。
  • 霜満天 … 霜の降りるような寒さが一面に満ちわたる。
江楓漁火對愁眠
江楓こうふう ぎょ しゅうみんたい
  • 江楓 … 川のほとりのかえで。
  • 楓 … 『文苑英華』では「村」に作る。『万首唐人絶句』では「邨」に作る。「邨」は「村」の異体字。
  • 漁火 … いさり火。夜、魚を取るために船でたく火。『全唐詩』では「漁父」に作り、「一作火」とある。また、『文苑英華』でも「漁父」に作り、「詩選作江楓漁火」とある。
  • 愁眠 … 旅の寂しさから、寝つかれずうつらうつらしていること。
姑蘇城外寒山寺
姑蘇こそじょうがい寒山かんざん
  • 姑蘇 … 蘇州の別名。
  • 寒山寺 … 蘇州市の郊外にある寺。ウィキペディア【寒山寺】参照。
夜半鐘聲到客船
はんしょうせい 客船かくせんいた
  • 夜半 … 夜中。『文苑英華』では「半夜」に作り、「詩選作夜半」とある。
  • 夜半鐘声 … 当時、寺院では夜中に鐘をつく習慣があったものと思われる。
  • 客船 … 客を乗せる船。作者が乗っていた船を指す。
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