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譬えば北辰の其の所に居て、衆星の之に共うが如し

たとえば北辰ほくしんところて、しゅうせいこれむかうがごと
  • 出典:『論語』為政第二1(ウィキソース「論語/爲政第二」参照)
  • 解釈:喩えば北極星がいつも同じ所にいて動かず、他の多くの星が北極星を中心に指向しながら回転するようなものである。徳によって政治を行えば、人民は自然に為政者に帰服するようになることの喩え。
  • 論語 … 孔子(前552~前479)とその門弟たちの言行録。四書の一つ。十三経の一つ。二十編。儒家の中心的経典。我が国へは応神天皇の代に伝来したといわれている。ウィキペディア【論語】参照。
子曰、爲政以德、譬如北辰居其所、而衆星共之
いわく、まつりごとすにとくもってするは、たとえば北辰ほくしんところて、しゅうせいこれむかうがごとし。
  • 政 … 政治。
  • 徳 … 道徳。または有徳者。
  • 譬如 … たとえば~のようだ。
  • 北辰 … 北極星。
  • 居其所 … 北極星がいつも同じ所にいて動かないこと。
  • 衆星 … 多くの星。
  • 之 … 北辰を指す。
  • 共 … 向かう。
  • 詳しい注釈と現代語訳については「為政第二1」参照。
あ行 か行 さ行
た行 な行 は行
ま行 や行 ら行・わ
論語の名言名句