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三人行えば必ず我が師あり

三人さんにんおこなえばかならあり
  • 出典:『論語』述而第七21(ウィキソース「論語/述而第七」参照)
  • 解釈:三人で物事を行うとき、他の二人の中に自分より良い点を見ればそれに従い、自分より悪い点を見れば自ら反省するから、必ず自分にとって師とすべき人がいるということ。良い点にせよ悪い点にせよ、必ずそこから学ぶべき点があるということ。「三人」は、自分と他の二人。または少人数の意。
  • 論語 … 孔子(前552~前479)とその門弟たちの言行録。四書の一つ。十三経の一つ。二十編。儒家の中心的経典。我が国へは応神天皇の代に伝来したといわれている。ウィキペディア【論語】参照。
子曰、三人行、必有我師焉。擇其善者而從之、其不善者而改之。
いわく、三人さんにんおこなえば、かならり。ものえらびてこれしたがい、からざるものにしてこれあらたむ。
  • 三人 … 自分と他の二人。
  • 行 … 行動する。「道を歩く」と解釈する説もある。
  • 我師 … 自分のお手本となる人。
  • 焉 … 文末にあるので訓読しない。
  • 択 … 選ぶ。
  • 従 … 見倣う。
  • 改 … (自分にもある同じ欠点を)直す。
  • 詳しい注釈と現代語訳については「述而第七21」参照。
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た行 な行 は行
ま行 や行 ら行・わ
論語の名言名句