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苛政は虎よりも猛し

苛政かせいとらよりもたけ
  • 出典:『礼記』檀弓下
  • 解釈:悪い政治の行われている場所は、虎の出る場所よりも恐ろしい。
孔子過泰山側。有婦人哭於墓者而哀。夫子式而聽之、使子路問之曰、子之哭也、壹似重有憂者。
孔子こうし泰山たいざんかたわらぐ。婦人ふじんはかこくするものりてかなしげなり。夫子ふうししょくしてこれき、子路しろをしてこれわしめていわく、こくするや、いつかさねてうれものたり、と。
  • 泰山 … 五岳の一つ。今の山東省西部にある。
  • 式 … 車の手すりに寄りかかって頭を下げ挨拶する。
而曰、然。昔者吾舅死於虎、吾夫又死焉、今吾子又死焉。夫子曰、何爲不去也。曰、無苛政。夫子曰、小子識之、苛政猛於虎也。
すなわいわく、しかり。昔者むかししゅうととらし、おっとまたし、いままたせり、と。夫子ふうしいわく、何為なんすらざるや、と。いわく、苛政かせいければなり、と。夫子ふうしいわく、小子しょうしこれしるせ、苛政かせいとらよりもたけし、と。
  • 夫子 … 孔子を呼ぶ尊称。
  • 何為ぞ … どうして。
  • 小子 … 先生が門人に呼びかけることば。
  • 苛政 … 人民に対する厳しい政治。
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