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蝸牛角上の争い

蝸牛かぎゅう角上かくじょうあらそ
  • 出典:『荘子』則陽
  • 解釈:つまらない事で争うこと。小国どうしの争い。
惠子聞之而見戴晉人。戴晉人曰、有所謂蝸者、君知之乎。曰、然。
恵子けいしこれきて戴晋人たいしんじんまみえしむ。戴晋人たいしんじんいわく、所謂いわゆるなるものり、きみこれるか、と。いわく、しかり、と。
  • 戴晋人 … 在野の賢者。姓は戴、字は晋人。
  • 蝸 … カタツムリ。
有國於蝸之左角者、曰觸氏。有國於蝸之右角者、曰蠻氏。時相與爭地而戰、伏尸數萬、逐北旬有五日而後反。
左角さかくくにするものり、触氏しょくしう。右角ゆうかくくにするものり、蛮氏ばんしう。ときあいともあらそいてたたかい、伏尸ふくし数万すうまんぐるをいてじゅんゆう五日ごじつにしてのちかえる、と。
  • 伏尸 … 死骸。
  • 北ぐる … 敵に背を向けてにげる。
  • 旬有五日 … 十五日。旬は十日間。
君曰、噫其虚言與。曰、臣請爲君實之。君以意在四方上下有窮乎。君曰、無窮。曰、知遊心於無窮、而反在通達之國、若存若亡乎。
きみいわく、ああ虚言きょげんか、と。いわく、しんう、きみためこれじつにせん。きみ四方しほう上下しょうかりてきわまりりと以意おもうや、と。きみいわく、きわまりし、と。いわく、こころ無窮むきゅうあそばしむるをりて、かえりて通達つうたつくにるは、そんするがごときがごときか、と。
  • 無窮 … 果てしがない無限の空間。
  • 通達の国 … 有限の国土。
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