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父在せば其の志を観、父没すれば其の行いを観る

ちちいませばこころざしちちぼっすればおこないを
  • 出典:『論語』学而第一11(ウィキソース「論語/學而第一」参照)
  • 解釈:父の在世中はその考えや意思を観察し、父の死後はその行跡を観察し、それを継承して発展させる。
  • 論語 … 孔子(前552~前479)とその門弟たちの言行録。四書の一つ。十三経の一つ。二十編。儒家の中心的経典。我が国へは応神天皇の代に伝来したといわれている。ウィキペディア【論語】参照。
子曰、父在觀其志、父沒觀其行。三年無改於父之道、可謂孝矣。
いわく、ちちいませばこころざしちちぼっすればおこないをる。三年さんねんちちみちあらたむることきは、こうし。
  • 父在 … 父の存命中。
  • 志 … 意思。
  • 観 … 察する。注意して見る。
  • 行 … 行跡。やり方。
  • 三年 … 喪中の三年を指す。ただし、三年間ではなく、三年目までの期間を指す。
  • 父之道 … 父のやり方。父の行なってきた家庭における生活習慣。
  • 孝 … 親孝行。
  • 詳しい注釈と現代語訳については「学而第一11」参照。
あ行 か行 さ行
た行 な行 は行
ま行 や行 ら行・わ
論語の名言名句