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山亭夏日(高駢)

山亭夏日山亭さんていじつ
高駢こうべん     
  • 〔出典〕 『全唐詩』、他
  • 七言絶句。長・塘・香(平声陽韻)。
  • 『全唐詩』巻598所収。ウィキソース「山亭夏日」参照。
  • 山亭 … 山荘。山の別荘。
  • 夏日 … 夏の一日。
  • 高駢 … 821~887。晩唐の詩人。あざなは千里。幽州(河北省涿県たくけん)の人。各地の節度使を歴任。黄巣の乱で功を立てたが、のち部下に殺された。
綠樹陰濃夏日長
りょくじゅ かげこまやかにして じつなが
  • 緑樹 … 緑なす木々。
  • 陰濃 … 地面に濃い影を落としている。
  • 夏日長 … 夏の一日がなかなか暮れない。
樓臺倒影入池塘
楼台ろうだい かげさかしまにして とう
  • 楼台 … 高殿たかどの。二階建て以上の建物。
  • 倒影 … その姿が水面にさかさまに映っていること。
  • 池塘 … 池。
水精簾動微風起
すいしょうれんうごいてふうこり
  • 水精 … 水晶のこと。「水晶」に作るテキストもある。
  • 簾 … すだれ。
  • 微風起 … そよ風が吹き起こる。
一架薔薇満院香
いっしょう 満院まんいんかんば
  • 一架 … 棚いっぱいの。
  • 一 … 『全唐詩』では「満」に作る。
  • 薔薇 … バラ。
  • 満院 … 中庭いっぱいに。「院」は中庭。
  • 満 … 『全唐詩』では「一」に作る。
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