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世を没するまで名の称せられざるを疾む

ぼっするまでしょうせられざるをにく
  • 出典:『論語』衛霊公第十五19(ウィキソース「論語/衞靈公第十五」参照)
  • 解釈:君子は生涯を終えるまで、自分の名が世間の評判にならないことを恥じる。名が立たないということは実質もないということである。名実相伴わなければならないということ。
  • 論語 … 孔子(前552~前479)とその門弟たちの言行録。四書の一つ。十三経の一つ。二十編。儒家の中心的経典。我が国へは応神天皇の代に伝来したといわれている。ウィキペディア【論語】参照。
子曰、君子疾沒世而名不稱焉
いわく、くんぼっするまでしょうせられざるをにくむ。
  • 没世 … 「世をう」とも読む。生涯を終える。死ぬまで。終身。
  • 名不称 … 自分の名が世に讃えられない。世間の評判にならない。
  • 疾 … 「む」とも読む。にくむ。嫌う。恥じる。
  • 詳しい注釈と現代語訳については「衛霊公第十五19」参照。
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論語の名言名句