>   故事成語   >   さ行   >   仁遠からんや。我仁を欲すれば、斯に仁至る

仁遠からんや。我仁を欲すれば、斯に仁至る

じんとおからんや。われじんほっすれば、ここじんいた
  • 出典:『論語』述而第七29(ウィキソース「論語/述而第七」参照)
  • 解釈:仁は人から遠いところにあるものだろうか、いやそんなことはない。自分が仁を欲しいと思えば、仁はたちまちそこにやってくる。
  • 論語 … 孔子(前552~前479)とその門弟たちの言行録。四書の一つ。十三経の一つ。二十編。儒家の中心的経典。我が国へは応神天皇の代に伝来したといわれている。ウィキペディア【論語】参照。
子曰、仁遠乎哉。我欲仁、斯仁至矣。
いわく、じんとおからんや。われじんほっすれば、ここじんいたる。
  • 仁遠乎哉 … 仁は高遠で人から遠く離れたものであろうか、いや決してそんなことはない。「乎哉」は「~や」と読む。反問の気持ちを表す。
  • 斯 … 「ここに」と読む。「則」とほぼ同じ意。
  • 詳しい注釈と現代語訳については「述而第七29」参照。
あ行 か行 さ行
た行 な行 は行
ま行 や行 ら行・わ
論語の名言名句