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威ありて猛からず

ありてたけからず
  • 出典:『論語』述而第七37(ウィキソース「論語/述而第七」参照)
  • 解釈:威厳はあるが、荒々しくない。威厳はあるが、威張ってはいない。孔子の人柄を評した言葉。
  • 論語 … 孔子(前552~前479)とその門弟たちの言行録。四書の一つ。十三経の一つ。二十編。儒家の中心的経典。我が国へは応神天皇の代に伝来したといわれている。ウィキペディア【論語】参照。
子温而厲。威而不猛。恭而安。
おんにしてはげし。ありてたけからず。きょうにしてやすし。
  • 温 … おだやか。温和。
  • 而 … 三つとも逆接の接続詞。~ではあるが。
  • 厲 … きびしい。
  • 威 … 威厳。
  • 不猛 … 激し過ぎることがない。荒々しくない。
  • 恭 … うやうやしい。ていねいで慎み深い。礼儀正しく謙虚。
  • 安 … 窮屈でない。おだやかで落ち着いている。ゆったりしている。
  • 詳しい注釈と現代語訳については「述而第七37」参照。
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論語の名言名句