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人にして不仁ならば、礼を如何せん。人にして不仁ならば、楽を如何せん

ひとにしてじんならば、れい如何いかんせん。ひとにしてじんならば、がく如何いかんせん
  • 出典:『論語』八佾第三3(ウィキソース「論語/八佾第三」参照)
  • 解釈:人として思いやりに欠ける者が礼を習っても何になろう。人として思いやりに欠ける者が音楽を習っても何になろう。
  • 論語 … 孔子(前552~前479)とその門弟たちの言行録。四書の一つ。十三経の一つ。二十編。儒家の中心的経典。我が国へは応神天皇の代に伝来したといわれている。ウィキペディア【論語】参照。
子曰、人而不仁、如禮何。人而不仁、如樂何
いわく、ひとにしてじんならば、れい如何いかんせん。ひとにしてじんならば、がく如何いかんせん。
  • 不仁 … 「仁ならずんば」と読んでもよい。人間らしい愛情がないこと。
  • 礼 … 社会生活上の慣習、制度、作法などの総称。
  • 如~何 … 「~をいかん(せん)」と読み、「~をどうするか」「~をどうしたらよいか」と訳す。
  • 楽 … 礼の儀式を行なうときの音楽。歌や舞。
  • 詳しい注釈と現代語訳については「八佾第三3」参照。
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論語の名言名句