五里霧中
五里霧中
- 〔出典〕 『後漢書』張楷伝
- 〔解釈〕 《後漢の張楷が道術によって5里にわたる霧を起こしたという「後漢書」張楷伝の故事から》方向を失うこと。物事の判断がつかなくて、どうしていいか迷うこと。(Yahoo!辞書 大辞泉 【五里霧中】)
(楷)性好道術、能作五里霧。時關西人裴優亦能爲三里霧。自以、不如楷。從學之。楷避不肯見。
(楷)、性、道術を好み、能く五里の霧を作す。時に関西の人裴優も亦た能く三里の霧を為す。自ら以えらく、楷に如かず、と。従いて之に学ばんとす。楷避けて肯えて見ず。
桓帝即位、優遂行霧作賊。事覺被考。引楷、言從學術。楷坐繫廷尉詔獄。積二年、恆諷誦經籍、作尚書注。後、以事無驗、見原還家。
桓帝位に即き、優、遂に霧を行いて賊を作さんとす。事覚れて考せらる。楷を引き、従いて術を学ぶと言う。楷、坐して廷尉の詔獄に繋がる。積むこと二年、恒に経籍を諷誦し、尚書の注を作る。後、事の験無きを以て、原されて家に還る。