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五十にして以て易を学べば、以て大過無かる可し

じゅうにしてもっえきまなべば、もったいかる
  • 出典:『論語』述而第七16(ウィキソース「論語/述而第七」参照)
  • 解釈:五十歳になって『易経』を学ぶことができたならば、今後の人生において大きな過失はないだろう。
  • 論語 … 孔子(前552~前479)とその門弟たちの言行録。四書の一つ。十三経の一つ。二十編。儒家の中心的経典。我が国へは応神天皇の代に伝来したといわれている。ウィキペディア【論語】参照。
子曰、加我數年、五十以學易、可以無大過矣
いわく、われ数年すうねんくわえ、じゅうにしてもっえきまなべば、もったいかるし。
  • 加我数年 … 「加」は古注では「加える」と読むが、新注では「仮」の誤りとし、「我に数年をす」(假我數年)と読み、「私に数年を貸し与える」と訳す。
  • 五十以学易 … 「五十」は新注では「卒」の異体字「卆」の誤りとし、「ついに以て易を学べば」「以て易を学ぶことをえしめば」(卒以學易)などと読む。
  • 易 … 書名。『易経(周易)』のこと。ウィキペディア【易経】参照。
  • 大過 … 大きな過失。
  • 詳しい注釈と現代語訳については「述而第七16」参照。
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論語の名言名句