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絶句二首 其一(杜甫)

絶句二首 其一
ぜっしゅ いち
杜甫とほ
  • 〔出典〕 『宋本杜工部集』巻十三、『杜詩詳注』巻十三、『全唐詩』巻二百二十八、他
  • 五言絶句。香・鴦(平声陽韻)。
  • ウィキソース「全唐詩/卷228」参照。
  • 絶句 … 広徳二(764)年、杜甫五十三歳、成都での作。ここでは漢詩の形式の名をそのまま詩題にしている。二首連作の第一首目。なお、杜甫には「絶句」と題する作品が多数ある。
  • 杜甫 … 712~770。盛唐の詩人。襄陽じょうようの人。あざなは子美。李白と並び称される大詩人で「詩聖」といわれている。ウィキペディア【杜甫】参照。
遲日江山麗
じつ 江山こうざんうるわしく
  • 遅日 … 春の日。春は日が長く、なかなか日が暮れないのでこのようにいう。
  • 江山 … 川と山。「江」は杜甫草堂のすぐ近くを流れる浣花渓(錦江の支流)を指す。ウィキペディア【杜甫草堂博物館】参照。
  • 麗 … うるわしい。
春風花草香
しゅんぷう そうかんば
  • 花草 … 花と草。
泥融飛燕子
どろけて えん
  • 泥融 … 凍りついていた泥が春の日差しで融ける。
  • 燕子 … つばめ。「子」は接尾辞。比較的小さいものに付ける言葉。
  • 燕 … 『宋本杜工部集』では「鷰」に作る。同義。
沙暖睡鴛鴦
すなあたたかにして鴛鴦えんおうねむ
  • 沙 … 川辺の砂。
  • 鴛鴦 … オシドリ。「鴛」はオシドリの雄、「鴦」は雌。つがいの仲が睦まじく、いつも一緒にいるとされる。
  • 睡 … 眠る。
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