鹿柴(裴迪)
鹿柴
鹿柴
鹿柴
- 五言絶句。客・跡(入声陌韻)。
- ウィキソース「輞川集 (裴迪)/鹿柴」参照。
- 鹿柴 … 鹿を放し飼いにするための囲いの柵。「輞川集」の中の一首。作者は長安の南郊の藍田(陝西省藍田県)にあった王維の別荘、輞川荘に出入りし、王維と詩の唱和をした。『全唐詩』では「輞川集二十首 其五 鹿柴」に作る。
- 裴迪 … 716~?。盛唐の詩人。関中(陝西省)の人。字は不詳。安禄山の乱の後、蜀州刺史、尚書郎などになったという。王維の詩友として知られる。ウィキペディア【裴迪】(中文)参照。
日夕見寒山
日夕 寒山を見ては
- 日夕 … 夕方。
- 寒山 … 冬枯れの山。
便爲獨往客
便ち 独往の客と為る
- 便 … すぐさま。
- 独往 … ひとりで出かける。
不知松林事
知らず 松林の事
- 松 … 『全唐詩』等では「深」に作る。
但有麏麚跡
但だ麏麚の跡有るのみ
- 麏麚 … 鹿の類。
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