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論語 郷党第十 9

10-09 席不正。不坐。
せきただしからざれば、せず。
  • 席 … 敷物。
  • 不正 … 正しく敷いていない。曲がっている。
  • 不坐 … 坐らない。
  • 劉宝楠『論語正義』には「知る可し、凡そ坐する時、皆な席を正すの礼有り。夫子は席の不正なる者に於ては、必ず之を正して、而る後坐するなり」(可知凡坐時、皆有正席之禮。夫子於席之不正者、必正之而後坐也)とある。この説に従えば、伝統的読み方の「ただしからざれば」(不正)は「たださざれば」と読んだ方がよいだろう。
  • 新注に引く謝良佐の説として「聖人の心は正しきに安んず。故に位の正しからざる者に於ては、小なりと雖もらず」(聖人心安於正。故於位之不正者、雖小不處)とある。
  • 宮崎市定は「座席が曲がっていた時は、直してからでなければ坐らない」と訳している(論語の新研究)。
  • 下村湖人(1884~1955)は「座席のしき物がゆがんだり曲がったりしたままでは坐られない」と訳している(現代訳論語)。
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