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与に言う可くして、之と言わざれば、人を失う。与に言う可からずして、之と言えば、言を失う

ともくして、これわざれば、ひとうしなう。ともからずして、これえば、げんうしな
  • 出典:『論語』衛霊公第十五7(ウィキソース「論語/衞靈公第十五」参照)
  • 解釈:ともに語るに足る人物であるとわかっていながら、その人と語り合わないと、その人を逃してしまうことになる。ともに語るに足らない人物であるのに、その人と語り合うと、失言の過ちを犯すことになる。
  • 論語 … 孔子(前552~前479)とその門弟たちの言行録。四書の一つ。十三経の一つ。二十編。儒家の中心的経典。我が国へは応神天皇の代に伝来したといわれている。ウィキペディア【論語】参照。
子曰、可與言、而不與之言、失人。不可與言、而與之言、失言。知者不失人、亦不失言。
いわく、ともくして、これわざれば、ひとうしなう。ともからずして、これえば、げんうしなう。しゃひとうしなわず、げんうしなわず。
  • 可与言 … 共に語るに足る人物であるとわかっていながら。
  • 不与之言 … その人と語り合わないと。
  • 失人 … その人を逃してしまうことになる。
  • 不可与言 … 共に語るに足らない人物と。
  • 与之言 … その人と語り合うと。
  • 失言 … 失言の過ちを犯す。
  • 詳しい注釈と現代語訳については「衛霊公第十五7」参照。
あ行 か行 さ行
た行 な行 は行
ま行 や行 ら行・わ
論語の名言名句