辞は達するのみ
辞は達するのみ
- 出典:『論語』衛霊公第十五40(ウィキソース「論語/衞靈公第十五」参照)
- 解釈:言葉や文章というものは、意志が通じさえすればそれでよい。「辞」は、言語・文章の意。
- 論語 … 孔子(前552~前479)とその門弟たちの言行録。四書の一つ。十三経の一つ。二十編。儒家の中心的経典。我が国へは応神天皇の代に伝来したといわれている。ウィキペディア【論語】参照。
子曰、辭達而已矣。
子曰く、辞は達するのみ。
- 辞 … 言語文章。なお、荻生徂徠は「辞命」と解釈している。辞命は、春秋時代、外交的なやりとりをするための、使者の言葉や文章。応接の言葉。
- 達 … 意志を十分に通達すること。
- 達而已矣 … 「達せんのみ」とも訓読する。
- 而已矣 … 「のみ」と読む。強い断定の意を示す。「而已」をさらに強調した言い方。「…だけだ」「他にはない、ただこれだけだ」の意。「而已焉」「而已耳」も同じ。
- 詳しい注釈と現代語訳については「衛霊公第十五40」参照。
こちらもオススメ!
あ行 | か行 | さ行 |
た行 | な行 | は行 |
ま行 | や行 | ら行・わ |
論語の名言名句 |