法語の言は、能く従うこと無からんや。之を改むるを貴しと為す
法語の言は、能く従うこと無からんや。之を改むるを貴しと為す
- 出典:『論語』子罕第九23(ウィキソース「論語/子罕第九」参照)
- 解釈:道理にかなった言葉は、従わずにはいられない。しかし、ただ従うだけではなく、その言葉に従って自分を改めることが大事なのである。「法語の言」は、道理を説く言葉。真正面からの正論。
- 論語 … 孔子(前552~前479)とその門弟たちの言行録。四書の一つ。十三経の一つ。二十編。儒家の中心的経典。我が国へは応神天皇の代に伝来したといわれている。ウィキペディア【論語】参照。
子曰、法語之言、能無從乎。改之爲貴。巽與之言、能無説乎。繹之爲貴。
子曰く、法語の言は、能く従うこと無からんや。之を改むるを貴しと為す。巽与の言は、能く説ぶこと無からんや。之を繹ぬるを貴しと為す。
- 法語之言 … 道理を説く言葉。真正面からの正論。古典の格言による言葉。
- 改之 … 「法語之言」に従って過失を改める。
- 巽与之言 … 物柔らかで婉曲な言葉。
- 説 … 「悦」に同じ。嬉しくなる。
- 繹之 … その言葉の真意を尋ねる。真意を理解しようとする。
- 詳しい注釈と現代語訳については「子罕第九23」参照。
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