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送遠(杜甫)

送遠
とおきをおく
杜甫とほ
  • 五言律詩。行・城・清・情(平声庚韻)。
  • 送遠 … 遠く旅立つ人を送る詩。
  • 杜甫 … 712~770。盛唐の詩人。襄陽じょうようの人。あざなは子美。李白と並び称される大詩人で「詩聖」といわれている。ウィキペディア【杜甫】参照。
帶甲滿天地
帯甲たいこう てん
  • 帯甲 … 甲冑かっちゅうを着けた兵士。
胡爲君遠行
胡為なんすれぞ きみとおくや
  • 胡為 … どうして。
親朋盡一哭
親朋しんぽう ことごと一哭いっこく
  • 親朋 … 親戚と友人。
  • 一哭 … ひとしきり声をあげて泣くこと。
鞍馬去孤城
鞍馬あんば じょう
  • 鞍馬 … くらをつけた馬。
  • 孤城 … ここでは孤立した町。
草木歳月晩
草木そうもく 歳月さいげつ
關河霜雪清
関河かんが 霜雪そうせつきよ
  • 関河 … 関所と川。
別離已昨日
別離べつり すで昨日さくじつ
  • 別離已昨日 … 君と別れたのも、もはや昨日のこととなってしまった。江淹こうえん「古別離」詩の「君を送りしこと昨日のごときも、簷前えんぜん露已に団なり」(送君如昨日、簷前露已團)をふまえる。江淹についてはウィキペディア【江淹】参照。
因見古人情
ってる じんじょう
  • 古人情 … 江淹、もしくは上記の江淹の詩に詠われている人を指す。
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