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宿雲門寺閣(孫逖)

宿雲門寺閣
雲門(うんもん)寺(じ)の閣(かく)に宿(しゅく)す
孫逖(そんてき)
  • 五言律詩。幽・秋・牛・遊(下平声尤韻)。
  • ウィキソース「宿雲門寺閣」参照。
  • 雲門寺 … 紹興府(現在の浙江省紹興市)の雲門山にあった寺。
  • 孫逖 … 696~761。盛唐の詩人。潞(ろ)州渉(しょう)県(河北省邯鄲市渉県)の人。本籍は博州武水県(山東省聊城(りょうじょう)県付近)。開元二年(714)、哲人奇士・隠淪(いんりん)屠(と)釣(ちょう)科に及第し、山陰県(浙江省紹興市)の尉に任じられた。開元十年(722)、文藻宏麗科に及第し、左拾遺となった。さらに中書舎人・刑部侍郎を歴任した。死後、尚書右僕射の位と「文」という諡(おくりな)を賜った。ウィキペディア【孫逖】参照。
香閣東山下
香閣(こうかく) 東山(とうざん)の下(もと)
  • 香閣 … 仏寺のこと。
煙花象外幽
煙(えん)花(か) 象(しょう)外(がい)に幽(ゆう)なり
  • 象外 … 現象を超えた世界。俗世を離れた世界。
懸燈千嶂夕
灯(ともしび)を懸(か)く 千(せん)嶂(しょう)の夕(ゆう)べ
  • 千嶂 … 険しい峰が多いこと。
卷幔五湖秋
幔(とばり)を巻(ま)く 五湖(ごこ)の秋(あき)
  • 幔 … 垂れ幕。
  • 五湖 … 太湖附近の湖沼の総称。
畫壁餘鴻雁
画(が)壁(へき) 鴻雁(こうがん)余(あま)り
  • 画壁 … 壁画。
  • 餘 … 『全唐詩』には「一作飛」と注する。
  • 鴻雁 … かり。がん。
紗窗宿斗牛
紗(さ)窓(そう) 斗(と)牛(ぎゅう)宿(やど)る
  • 紗窓 … うすぎぬを張った窓。
  • 斗牛 … 星座で、斗(と)宿(しゅく)と牛宿(ぎゅうしゅく)。
更疑天路近
更(さら)に疑(うたが)う 天(てん)路(ろ)の近(ちか)きかと
  • 天路 … 天へ登る道。
夢與白雲遊
夢(ゆめ)に白雲(はくうん)と遊(あそ)ぶ
テキスト
  • 『箋註唐詩選』巻三(『漢文大系 第二巻』、冨山房、1910年)※底本
  • 『全唐詩』巻一百十八(排印本、中華書局、1960年)
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