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洪州客舎寄柳博士芳(薛業)

洪州客舎寄柳博士芳
こうしゅう客舎かくしゃにてりゅうはくほう
薛業せつぎょう
  • 七言古詩。枝・知・離(上平声支韻)。
  • 洪州 … 今の江西省南昌。
  • 客舎 … 旅館。
  • 柳博士芳 … 国子博士、すなわち国立大学の教授・柳芳のこと。
去年燕巣主人屋
去年きょねん つばめくう主人しゅじんおく
  • 主人 … 作者が寄寓する宿のあるじ。
今年花發路傍枝
今年こんねん はなひらぼうえだ
年年爲客不到舍
年年ねんねん かくりていえいたらず
  • 到舍 … 『全唐詩』には「一作歸去」と注する。
  • 舎 … 故郷の家。
舊國存亡那得知
きゅうこく存亡そんぼう んぞるを
  • 旧国 … 郷里。
胡塵一起亂天下
じんひとたびおこりててんみだせしより
  • 胡塵 … えびすの兵馬によって捲き起こる塵。ここでは、突厥とソグド人の混血児であった史思明の反乱を指す。南朝梁の施栄泰「王昭君を詠ず」詩(『玉台新詠』巻十)に「を垂れてしょうかくを下り、袖を挙げて胡塵を払う」(垂羅下椒閣、舉袖拂胡塵)とある。羅は、うすぎぬ。椒閣は、皇后の御殿。山椒を壁に塗り込めたのでこういう。ウィキソース「詠王昭君」参照。
  • 亂天下 … 『全唐詩』には「一作天下亂」と注する。
何處春風無別離
いずれのところしゅんぷう べつからん
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