>   唐詩選   >   巻一 五言古詩   >   早発交崖山還太室作(崔署)

早発交崖山還太室作(崔署)

早発交崖山還太室作つと交崖山こうがいざんはっして太室たいしつかえさく
崔署さいしょ     
  • 五言古詩。翔・堂・望・陽・桑・傷・霜(平声陽韻)。
  • 交崖山 … 嵩山の南方にある山だと言われているが、詳細は不明。
  • 太室 … 嵩山の三十六峰のうち、東方にある一峰。
  • 崔署 … 生没年不詳。盛唐の詩人。宋州(今の河南省商丘)の人。「崔曙」に作るテキストもある。
東林氣微白
東林とうりん  わずかにしろ
  • 東林 … 東の林。
  • 気 … 朝の空気、気配。
寒鳥忽高翔
寒鳥かんちょう たちま高翔こうしょう
  • 寒鳥 … 冬の鳥。
  • 忽 … 『全唐詩』では「急」に作り、「一作忽」との注がある。
  • 高翔 … 空高く飛び立つ。
吾亦自茲去
われここより
北山歸草堂
北山ほくざん 草堂そうどうかえらん
  • 草堂 … いおり。
杪冬正三五
杪冬びょうとう まさ三五さんご
  • 杪冬 … 冬の終わり。杪は末。
  • 杪 … 『全唐詩』では「仲」に作り、「一作杪」との注がある。
  • 三五 … 陰暦十五日。
日月遙相望
日月じつげつ はるかにあいのぞ
肅肅過潁上
粛粛しゅくしゅくとして潁上えいじょうぐれば
  • 蕭蕭 … 『全唐詩』では「蕭蕭」に作り、「一作肅肅」との注がある。
  • 潁上 … 潁川えいせんのほとり。
朧朧辨少陽
朧朧ろうろうとして少陽しょうようべん
  • 朧朧 … ほんのりとおぼろにかすんでいるさま。
  • 少陽 … 東方。「夕陽」に作るテキストもある。
川冰生積雪
川冰せんひょう 積雪せきせつしょう
  • 川冰 … 川にはった氷。
野火出枯桑
野火やか 枯桑こそう
  • 野火 … 鬼火。
獨往路難盡
独往どくおう みちがた
  • 独往 … ひとり旅。
窮陰人易傷
窮陰きゅういん ひといたやす
  • 窮陰 … 陰気のきわまった冬の末。
傷此無衣客
いたむ 無衣むいかく
  • 無衣 … 冬着を持っていない。
如何蒙雨霜
如何いかん雨霜うそうこうむ
  • 雨 … 『全唐詩』では「雪」に作り、「一作雨」との注がある。
唐詩選
巻一 五言古詩 巻二 七言古詩
巻三 五言律詩 巻四 五言排律
巻五 七言律詩 巻六 五言絶句
巻七 七言絶句 巻八 七言絶句
漢詩 詩人別
あ行 か行 さ行
た行 は行 ま行
や行 ら行