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尋胡隠君(高啓)

尋胡隱君
胡(こ)隠君(いんくん)を尋(たず)ぬ
高(こう)啓(けい)
  • 〔テキスト〕 『高太史大全集』巻十六(『四部叢刊 初編集部』所収)、他
  • 五言絶句。花・家(下平声麻韻)。
  • 胡 … 姓。高啓の友人。人物については不詳。
  • 隠君 … 隠者の敬称。俗世を避けて隠れ住んでいる人。隠士。
  • 尋 … 訪れる。
  • 高啓 … 1336~1374。明初の詩人。長洲(江蘇省蘇州)の人。字(あざな)は季(き)迪(てき)、号は青(せい)邱(きゅう)子(し)。洪武二年(1369)、明の太祖に招かれて『元史』の編纂に参加した。のち友人の罪に連座して、腰斬(ようざん)の刑に処せられた。『高青邱全集』十八巻がある。ウィキペディア【高啓】参照。
渡水復渡水
水(みず)を渡(わた)り 復(ま)た水(みず)を渡(わた)り
  • 水 … 川のこと。
  • 復 … 「また」と読み、「もう一度」「再び」と訳す。
看花還看花
花(はな)を看(み) 還(ま)た花(はな)を看(み)る
  • 看 … 見る。眺める。
  • 還 … 「また」と読み、「もう一度」「再び」と訳す。起句の「復」と同じ意味であるが、繰り返しを避けるため言い換えている。中世以後の俗語。
春風江上路
春(しゅん)風(ぷう) 江(こう)上(じょう)の路(みち)
  • 江上 … 川のほとり。
  • 路 … 道。
不覺到君家
覚(おぼ)えず 君(きみ)が家(いえ)に到(いた)る
  • 不覚 … 知らないうちに。いつの間にか。気づかぬうちに。
  • 君家 … 君の家。胡隠君の家。
  • 到 … 着いていた。
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