三略
『三略』について
兵法書。三巻。張良の師の黄石公の著作といわれるが、後世の偽作。上略・中略・下略に分かれている。『黄石公三略』ともいう。『六韜』と併称される。武経七書の一つ。ウィキペディア【三略】参照。
凡例
- 『武経七書』(『四部叢刊 続篇』所収)を底本とし、『三略直解』(『漢文大系』冨山房)で対校して、その校異を注記した。
- 原文は原則として正字体、書き下し文は新字体・現代仮名遣いとした。
- 参照の便宜を図るため、本文をいくつかの段落に分け、その冒頭に番号を付した。番号付けは、真鍋呉夫『三略』(中公文庫、2004年)に拠った。
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参考文献
- 〔国内〕
- 岡田脩『六韜・三略』(中国古典新書)明徳出版社、1979年
- 神田白龍子『三略・六韜・太宗問答』(漢文叢書 第六冊)博文館、1913年
- 北村佳逸『兵法三略・司馬法』立命館出版部、1935年
- 『七書・鬼谷子・陸賈新語』(國譯漢文大成 經史子部 第十卷)國民文庫刊行會、1921年
- 塚本哲三編『七書・鬼谷子』(有朋堂文庫漢文叢書)有朋堂、1919年
- 真鍋呉夫『三略』(中公文庫BIBLIO S)中央公論新社、2004年
- 守屋洋/守屋淳『六韜・三略』(全訳「武経七書」3)プレジデント社、1999年
- 『漢文大系(十三)列子・七書』冨山房、1912年
- 〔国外〕
- 娄熙元/吴树平译注『吴子译注・黃石公三略译注』(中国兵家经典译注丛书)河北人民出版社、1992年
- 唐书文撰『六韬・三略译注』(中华古籍译注丛书)上海古籍出版社、1999年
- 魏汝霖註譯『黃石公三略今註今譯』臺灣商務印書館、1975年