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論語 微子第十八 5

18-05 楚狂接輿。歌而過孔子曰。鳳兮鳳兮。何徳之衰。往者不可諫。來者猶可追。已而已而。今之從政者殆而。孔子下欲與之言。趨而辟之。不得與之言。
きょう接輿せつようたいて孔子こうしぎていわく、ほうほうや、なんとくおとろえたる。ものいさからず、きたものし。みなん、みなん。いままつりごとしたがものあやうし。孔子こうしくだりてこれわんとほっす。はしりてこれけ、これうをざりき。
  • 孔子曰 … 皇侃おうがん本等では「孔子之門曰」に作る。
  • 何徳之衰 … 皇侃おうがん本・四部叢刊初篇所収正平本では「何徳之衰也」、縮臨本では「何徳之mojikyo_font_075470也」に作る。
  • 不可諫 … 皇侃おうがん本等では「不可諫也」に作る。
  • 来者猶可追 … 皇侃おうがん本等では「来者猶可追也」に作る。
  • 趨而辟之 … 皇侃おうがん本等では「趨而避之」に作る。
  • 不得与之言 … 皇侃おうがん本等では「不得与之言也」に作る。
  • 下村湖人(1884~1955)は「楚の国で、狂人をよそおっていた接輿せつよという人が、先師の車のそばを通り過ぎながら、歌った。『鳳凰ほうおうよ、鳳凰ほうおうよ、神通力は、どうしたか。すんだことなら仕方がない。これから先はしっかりせい。国の舵取りゃあぶないぞ。やめたらどうぞい。やめたらぞい』。先師は車をおりて、接輿と話をしようとされた。しかし、接輿が大急ぎでどこかにかくれてしまったので、お話しになることができなかった」と訳している(現代訳論語)。
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