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論語 里仁第四 23

04-23 子曰。以約失之者鮮矣。
いわく、やくもっこれうしなものすくなし。
  • 約 … つつましやか。控えめ。倹約。また、荻生徂徠は「古え単に約と言う者は、困約と約束のみ」と言っており(論語徴)、「困窮・貧困」という解釈もある。
  • 失之者 … 失敗する人。
  • 鮮矣 … 少ない。
  • 吉川幸次郎は「経済的に倹約な生活をしていれば、そのために失敗をする人間は少ない、とも読め、またひろく、一般に生活方法がひかえ目であることによって、失敗をする者は少ない、とも読める」と解説している(『論語 上』朝日選書)。
  • 加地伸行は「貧困(約)ならば、それ以上、もう失うものはない。〔根性がすわっておれば、あとは逆に上昇することとなる。〕」と訳している(『論語』講談社学術文庫)。
  • 宮崎市定は「逆境におかれたために大失敗することは滅多にない」と訳している(論語の新研究)。
  • 下村湖人(1884~1955)は「先師がいわれた。ひかえ目にしていてしくじる人は少ない」と訳している(現代訳論語)。
学而第一 為政第二
八佾第三 里仁第四
公冶長第五 雍也第六
述而第七 泰伯第八
子罕第九 郷党第十
先進第十一 顔淵第十二
子路第十三 憲問第十四
衛霊公第十五 季氏第十六
陽貨第十七 微子第十八
子張第十九 堯曰第二十