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勧酒(于武陵)

巻一 五言古詩 巻二 七言古詩 巻三 五言律詩
巻四 五言排律 巻五 七言律詩 巻六 五言絶句
巻七 七言絶句 巻八 七言絶句 作家別
    
勸酒さけすすむ)
于武陵うぶりょう     
  • 五言絶句。巵・辭・離(上平声支韻)。
  • 『全唐詩』卷六百、武瓘の詩としても収録。
勸君金屈巵
きみすすむ 金屈卮きんくつし
滿酌不須辭
満酌まんしゃく するをもちいず
花發多風雨
はなひらいて 風雨ふううおお
人生足別離
人生じんせい 別離べつり
この詩には井伏鱒二の名訳がある。

コノサカヅキヲ受ケテクレ
ドウゾナミナミツガシテオクレ
ハナニアラシノタトヘモアルゾ
「サヨナラ」ダケガ人生ダ
      (井伏鱒二『厄除け詩集』)

なお、「ハナニアラシノタトヘ」とは「月に叢雲むらくも、花に風(=嵐)」のこと。とかく物事には邪魔が起こりやすいことのたとえ。