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秋興四首 其一(杜甫)

秋興四首 其一秋興しゅうきょう四首 其一)
杜甫とほ     
  • 七言律詩。林・森・陰・心・砧(平声侵韻)。
  • 秋興四首 其一 … 『分門集注杜工部詩』(『四部叢刊 初編集部』所収)では「秋興三首 其一」に作る。それ以外の諸本では「秋興八首 其一」に作る。
  • 杜甫 … 712~770。盛唐の詩人。襄陽じょうようの人。あざなは子美。李白と並び称される大詩人で「詩聖」といわれている。ウィキペディア【杜甫】参照。
玉露凋傷楓樹林
玉露ぎょくろ凋傷ちょうしょうす 楓樹ふうじゅはやし
巫山巫峽氣蕭森
巫山ふざん 巫峡ふきょう  蕭森しょうしんたり
江間波浪兼天湧
江間こうかん波浪はろう てんねて
寒上風雲接地陰
寒上さいじょう風雲ふううん せっしてくも
叢菊日涙
叢菊そうぎくふたたびひらく 佗日たじつなみだ
  • 兩 … 『全唐詩』、『杜陵詩史』、『杜詩詳注』、『九家集注杜詩』、『杜工部詩集』(『杜詩又叢』所収)、『杜工部集』(学生書局)、『錢注杜詩』、『草堂詩箋』(『古逸叢書』所収)、『分門集注杜工部詩』(『四部叢刊 初編集部』所収)には「一作重」との注あり。
  • 佗 … 『唐詩選』以外の諸本では「他」に作る。通用。
孤舟一繋故園心
孤舟こしゅうひとえにつなぐ 故園こえんこころ
寒衣處處催刀尺
寒衣かんい 処処しょしょ 刀尺とうしゃくうなが
白帝城高急暮砧
白帝はくてい しろたかくして 暮砧ぼちんきゅうなり
巻一 五言古詩 巻二 七言古詩
巻三 五言律詩 巻四 五言排律
巻五 七言律詩 巻六 五言絶句
巻七 七言絶句 巻八 七言絶句