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春宿左省(杜甫)

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巻七 七言絶句 巻八 七言絶句  
    
春宿左省はる左省さしょう宿しゅくす)
杜甫とほ     
  • 五言律詩。過・多・珂・何(平声歌韻)。
  • 左省 … 門下省の別名。詔勅の審査をしたり、天子の過失を諫めたりする職。
花隱掖垣暮
はないんとして掖垣えきえん
  • 花隠 … 夕暮れになって、花が次第に見えなくなる様子。
  • 掖垣 … 宮殿の両側にある垣根。
啾啾棲鳥過
啾啾しゅうしゅうとして棲鳥せいちょう
  • 啾啾 … 小鳥の鳴く形容。
  • 棲鳥 … ねぐらに帰る鳥。
星臨萬戶動
ほし万戸ばんこのぞんでうご
  • 万戸 … ここでは、宮殿の千門万戸をさす。
月傍九霄多
つき九霄きゅうしょううておお
  • 九霄 … 高い空。九天。転じて宮殿。九重。
不寢聽金鑰
ねずして金鑰きんやく
  • 寢 … 『全唐詩』には「一作寐」との注がある。
  • 金鑰 … 黄金の錠前。また、それを掛けたり外したりする時の音。
  • 鑰 … 『全唐詩』には「一作鎖」との注がある。
因風想玉珂
かぜって玉珂ぎょくかおも
  • 玉珂 … 馬のくつわにつける玉の飾り。馬の歩みにつれて美しい音をたてる。
明朝有封事
明朝みょうちょう 封事ふうじ
  • 封事 … 天子だけに読んでもらうための密封した意見書。
數問夜如何
しばしばう よる如何いかん
『唐詩解頤』
(ドラッグで動きます)