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焚書坑(章碣)

焚書坑焚書ふんしょこう
章碣しょうけつ     
  • 〔出典〕 『三体詩』、『全唐詩』、他
  • 七言絶句。虚・居・書(平声魚韻)。
  • 焚書坑 … 秦の始皇帝が儒教の書物を焼き捨てた穴。実際に穴を掘って焼いたという記録はなく、「坑儒」と混同したものと考えられている。
竹帛煙銷帝業虚
竹帛ちくはく けむりえて 帝業ていぎょうむな
  • 竹帛 … 竹やきぬの書籍。
  • 銷 … 消に同じ。
  • 帝業 … 秦の始皇帝による天下統一の事業。
關河空鎖祖龍居
関河かんが むなしくとざす 祖竜そりゅうきょ
  • 関河 … 函谷関と黄河。
  • 祖竜 … 秦の始皇帝。
  • 居 … 始皇帝のいた咸陽かんようの宮殿を指す。
坑灰未冷山東亂
坑灰こうかい いまえざるに 山東さんとうみだ
  • 坑灰 … 坑の中で焼いた書物の灰。
  • 山東 … 函谷関の東方。六国(燕・趙・斉・韓・魏・楚)を指す。
劉項元來不讀書
劉項りゅうこう 元来がんらい しょまず
  • 劉項 … 劉邦と項羽。
  • 不読書 … 陸賈りくかがいつも『詩経』や『書経』をほめたたえると、劉邦は「俺さまは馬にまたがって天下をとったのだ。今さら『詩経』や『書経』などに頼ったりするものか」と答えた〔迺公居馬上而得之、安事詩書〕(『史記』陸賈列伝)。
     また、項羽が少年のとき、書法と剣術を学んだがどちらも上達しなかった。おじの項梁がその不甲斐なさを怒ったが、項羽は「文字は名前が書ければ事足りる。剣術はひとりの敵と戦うだけのもので、自分は万人の敵と戦う術を学びたい」といった〔項籍少時、學書不成、去學劍、又不成。項梁怒之。籍曰、書足以記名姓而已。劍一人敵、不足學、學萬人敵〕(『史記』項羽本紀)。
唐詩選
巻一 五言古詩 巻二 七言古詩
巻三 五言律詩 巻四 五言排律
巻五 七言律詩 巻六 五言絶句
巻七 七言絶句 巻八 七言絶句
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