塞上聞吹笛(高適)
塞上聞吹笛 (
塞上にて
吹笛を
聞く)
高適
- 七言絶句。還・閒・山(上平声刪韻)。
- 塞上聞吹笛 … 『全唐詩』では「和王七玉門關聽吹笛(一作塞上聞笛)」に作り、その詩は「胡人吹(一作羌)笛戍樓間、樓上蕭條海(一作明)月閒、借問落梅凡幾曲、從風一夜滿關山(一作塞上聽吹笛云、雪淨胡天牧馬還、月明羌笛戍樓間、借問梅花何處落、風吹一夜滿關山)」となっている。『河嶽英靈集』では「塞上聞笛」に作り、その詩は「胡人羗笛戍樓間、樓上蕭條明月閑、借問梅花何處落、風吹一夜滿關山」となっている。『国秀集』では「和王七度玉門關上吹笛」に作り、その詩は「胡人吹笛戍樓間、樓上蕭條海月閑、借問落梅凡幾曲、從風一夜滿關山」となっている。『才調集』では「塞上聞笛」に作り、その詩は「胡兒吹笛戍樓間、樓上蕭條海月閑、借問梅花何處落、風吹一夜滿關山」となっている。『文苑英華』では「塞上聴吹笛」に作り、前半二句のあとに「一作胡人羗笛戍樓間、樓上蕭條明月間」との注あり。『唐人萬首絶句選』では「塞上聞笛」に作る。『高常侍集』(『四庫全書 集部』所収)では前半二句のあとに「一本云胡人羌笛戍樓間樓上蕭條明月閑」との注あり。
雪淨胡天牧馬還
雪浄く 胡天 馬を牧して還れば
- 胡 … 『唐人萬首絶句選』(『四庫全書 集部』所収)では「遥」に作る。『唐音』では「邊」に作る。
月明羌笛戍樓閒
月は明らかに 羌笛 戍楼の間
借問梅花何處落
借問す 梅花 何処よりか落つる
風吹一夜滿關山
風吹いて 一夜 関山に満つ