聞王昌齢左遷竜標尉遙有此寄(李白)
聞王昌齡左遷龍標尉遙有此寄
(
王昌齢の
竜標の
尉に
左遷せらるるを
聞き、
遙かにこの
寄あり)
李白
- 七言絶句。啼・溪・西(上平声斉韻)。
- 尉 … 『靜嘉堂文庫蔵宋刊本 李太白文集』(平岡武夫編『李白の作品』、京都大学人文科学研究所)、『全唐詩』、『分類補註李太白詩』(『四部叢刊 初篇集部』所収)、『(分類補註)李太白詩』(『和刻本漢詩集成 唐詩2』所収)、『李翰林集』(江蘇廣陵古籍刻印社)、『宋蜀刻本唐人集叢刊 李太白文集』(上海古籍出版社)、王琦編注『李太白全集』(中国書店)、『唐詩別裁集』にはこの字なし。
楊花落盡子規啼
楊花落ち尽くして 子規啼く
- 楊花落盡 … 『全唐詩』には「一作〔揚〕(楊)州花落」との注あり。王琦編注『李太白全集』(中国書店)には「一作楊州花落」との注あり。『靜嘉堂文庫蔵宋刊本 李太白文集』(平岡武夫編『李白の作品』、京都大学人文科学研究所)、『宋蜀刻本唐人集叢刊 李太白文集』(上海古籍出版社)では「楊州花落」に作り、「一作楊花落盡」との注あり。
聞説龍標過五溪
聞くならく 竜標 五渓を過ぐと
- 聞説 … 「説」は助字。底本以外の諸本では「聞道」に作る。「キクナラク」と訓む。いずれも「聞くところによれば。聞き及ぶには」の意。
我寄愁心與明月
我 愁心を寄せて 明月に与う
隨風直到夜郎西
風に随って直ちに到れ 夜郎の西
- 風 … 王琦編注『李太白全集』(中国書店)には「繆本作君」との注あり。『靜嘉堂文庫蔵宋刊本 李太白文集』(平岡武夫編『李白の作品』、京都大学人文科学研究所)、『宋蜀刻本唐人集叢刊 李太白文集』(上海古籍出版社)では「君」に作る。