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登高(杜甫)

登高登高とうこう
杜甫とほ     
  • 七言律詩。哀・廻・來・臺・杯(平声灰韻)。
  • 登高 … 『九家集注杜詩』では「九日五首 其五」として重出。『草堂詩箋』(『古逸叢書』所収)では「九日五首 其五」に作る。『唐詩品彙』、『唐詩解』では「九日登高」に作る。
  • 杜甫 … 712~770。盛唐の詩人。襄陽じょうようの人。あざなは子美。李白と並び称される大詩人で「詩聖」といわれている。ウィキペディア【杜甫】参照。
風急天高猿嘯哀
かぜきゅうに てんたかくして 猿嘯えんしょうかな
渚清沙白鳥飛廻
なぎさきよく すなしろくして とりめぐ
無邊落木蕭蕭下
無辺むへん落木らくぼく 蕭蕭しょうしょうとしてくだ
不盡長江滾滾來
不尽ふじん長江ちょうこう 滾滾こんこんとしてたる
  • 滾滾 … 「袞袞」に作るテキストもある。
萬里悲秋常作客
万里ばんり あきかなんでつねかく
  • 秋 … 『草堂詩箋』(『古逸叢書』所収)では「歌」に作る。
  • 常 … 『九家集注杜詩』巻三十「九日五首 其五」では「長」に作る。
百年多病獨登臺
百年ひゃくねん やまおおくしてひとだいのぼ
艱難苦恨繁霜鬢
艱難かんなん はなはうらむ 繁霜はんそうびん
潦倒新停濁酒杯
潦倒ろうとう あらたにとどむ 濁酒だくしゅはい
巻一 五言古詩 巻二 七言古詩
巻三 五言律詩 巻四 五言排律
巻五 七言律詩 巻六 五言絶句
巻七 七言絶句 巻八 七言絶句