登高(杜甫)
- 七言律詩。哀・廻・來・臺・杯(上平声灰韻)。
- 登高 … 『九家集注杜詩』では「九日五首 其五」として重出。『草堂詩箋』(『古逸叢書』所収)では「九日五首 其五」に作る。『唐詩品彙』、『唐詩解』では「九日登高」に作る。
風急天高猿嘯哀
風急に 天高くして 猿嘯哀し
渚清沙白鳥飛廻
渚清く 沙白くして 鳥飛び廻る
無邊落木蕭蕭下
無辺の落木 蕭蕭として下り
不盡長江滾滾來
不尽の長江 滾滾として来たる
- 滾滾 … 『杜詩詳注』には「一作袞袞」との注あり。『全唐詩』、『錢注杜詩』、『九家集注杜詩』、『分門集注杜工部詩』(『四部叢刊 初編集部』所収)、『杜陵詩史』、『(刻)杜少陵先生詩分類集註』(『和刻本漢詩集成 唐詩4』所収)、『杜工部七言律詩分類集註』(『和刻本漢詩集成 唐詩5』所収)では「袞袞」に作る。『杜工部詩集』(『杜詩又叢』所収)では「袞袞」に作り、「他本作滾滾」との注あり。
萬里悲秋常作客
万里 秋を悲んで常に客と作り
- 秋 … 『草堂詩箋』(『古逸叢書』所収)では「歌」に作る。
- 常 … 『九家集注杜詩』巻三十「九日五首 其五」では「長」に作る。
百年多病獨登臺
百年 病い多くして独り台に登る
艱難苦恨繁霜鬢
艱難 苦だ恨む 繁霜の鬢
潦倒新停濁酒杯
潦倒 新たに停む 濁酒の杯
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