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秋興四首 其三(杜甫)

秋興四首 其三秋興しゅうきょう四首 其三)
杜甫とほ     
  • 七言律詩。山・間・關・顏・班(平声刪韻)。
  • 秋興四首 其三 … 『分門集注杜工部詩』(『四部叢刊 初編集部』所収)では「秋興五首 其二」に作る。それ以外の諸本では「秋興八首 其五」に作る。
  • 杜甫 … 712~770。盛唐の詩人。襄陽じょうようの人。あざなは子美。李白と並び称される大詩人で「詩聖」といわれている。ウィキペディア【杜甫】参照。
蓬萊南山
蓬萊ほうらい宮闕きゅうけつ 南山なんざんたい
  • 宮 … 『讀杜心解』には「仇刊作高、不必」との注あり。『杜詩詳注』では「高」に作り、「舊作宮、別作仙」との注あり。
  • 對 … 『草堂詩箋』(『古逸叢書』所収)には「一作望」との注あり。
承露金莖霄漢間
承露しょうろ金茎きんけい 霄漢しょうかんかん
西望瑤池降王母
西にしのかた瑤池ようちのぞめば 王母おうぼくだ
  • 降王母 … 底本では「王母降」に作るが、底本以外の諸本に従い改めた。
東來紫氣滿函關
東来とうらい紫気しき 函関かんかん
雲移雉尾開宮扇
くもうつりて 雉尾ちび 宮扇きゅうせんひら
日繞龍鱗識聖顏
めぐりて 竜鱗りょうりん 聖顔せいがん
一臥滄江驚歳晩
ひとたび滄江そうこうして歳晩さいばんおどろ
幾囘青瑣朝班
幾回いくかい青瑣せいさにて朝班ちょうはんてんぜられし
  • 點 … 『讀杜心解』には「一作照」との注あり。『杜工部詩集』(『杜詩又叢』所収)、『杜詩詳注』には「一作照非」との注あり。『全唐詩』、『草堂詩箋』(『古逸叢書』所収)、『錢注杜詩』では「照」に作り、「一作點」との注あり。
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