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登弁覚寺(王維)

巻一 五言古詩 巻二 七言古詩 巻三 五言律詩
巻四 五言排律 巻五 七言律詩 巻六 五言絶句
巻七 七言絶句 巻八 七言絶句 作家別
    
登辨覺寺
弁覚寺べんかくじのぼる)
おう     
  • 五言律詩。城・平・聲・生(平声庚韻)。
  • 辨 … 『全唐詩』には「一作新」との注がある。
  • 弁覚寺 … 所在は不明。
竹徑從初地
竹径ちくけい 初地しょじりし
  • 竹径 … 竹林の中の小道。
  • 從 … 『全唐詩』には「一作連」との注がある。
  • 初地 … 寺の入り口と仏教の悟りの入り口とをかけていったもの。
蓮峯出化城
蓮峰れんぽう 化城けじょうだす
  • 化城 … 仮に作られた幻の都城。『法華経』化城喩ぼんによる。ここでは弁覚寺をさす。
窗中三楚盡
窓中そうちゅう 三楚さんそ
  • 三楚 … 西楚・東楚・南楚。
  • 盡 … 『全唐詩』には「一作靜」との注がある。
林外九江平
林外りんがい 九江きゅうこうたいらかなり
  • 外 … 『全唐詩』では「上」に作り、「一作外」との注がある。
嫩草承趺坐
嫩草どんそう 趺坐ふざ
  • 嫩 … 『全唐詩』では「軟」に作り、「一作嫩」との注がある。嫩はわかくて柔らかい。
  • 趺坐 … 足をくみあわせて坐ること。坐禅の正しい坐り方。
長松響梵聲
長松ちょうしょう 梵声ぼんせいひびかす
  • 梵声 … 読経の声。梵は梵唄ぼんばい
空居法雲外
空居くうきょす 法雲ほううんそと
  • 空居 … 心を空寂にして住む。
  • 法雲 … 法雨を降らす雲。法雨とは仏法の教えが衆生を救う恵みの雨にたとえたことば。
觀世得無生
かんじて無生むしょうたり
  • 観世 … 世間の実相を観照すること。
  • 無生 … 生死を超脱した真如の境地。
『唐詩解頤』
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