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宋中(高適)

宋中
そうちゅう
高適こうせき
  • 〔テキスト〕 『唐詩選』巻一、『全唐詩』巻二百十二、他
  • 五言古詩。才・臺・來(平声灰韻)。
  • ウィキソース「宋中 (梁王昔全盛)」参照。
  • 宋中 … 宋の地においての意。『全唐詩』では「宋中十首 其一」に作る。
  • 高適 … ?~765。盛唐の詩人。滄州渤海(山東省)の人。あざなは達夫または仲武。天宝八載(749)、有道科に推挙され、受験して及第。封丘(河南省封丘県)の尉に任ぜられたが辞任し、辺塞を遊歴した。晩年は刑部侍郎、左散騎常侍に至った。辺塞詩人として岑参とともに「高岑」と並び称される。『高常侍集』八巻がある。ウィキペディア【高適】参照。
梁王昔全盛
りょうおう むかし 全盛ぜんせいなりしとき
  • 梁王 … 梁の孝王。
賓客復多才
賓客ひんかく さいなりき
  • 賓客 … 梁王に招かれた客人たち。鄒陽・枚乗・司馬相如などの文士を指す。
悠悠一千年
悠悠ゆうゆうたり一千年いっせんねん
  • 悠悠 … 時間がはるかにへだたっている様子。
陳迹惟高臺
陳迹ちんせき 高台こうだいのみ
  • 陳迹 … 古跡。
  • 高台 … 土を積んで築かれた高い台。
寂寞向秋草
寂寞せきばくとして秋草しゅうそうむかえば
  • 寂寞 … ひっそりとしてさびしいさま。
悲風千里來
ふう せんよりきた
  • 悲風 … もの悲しい風。
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