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王昭君 其一(白居易)

    
王昭君 其一
おう昭君しょうくん 其一そのいち
はく居易きょい     
  • 〔出典〕 『白氏文集』、『全唐詩』、他
  • 七言絶句。風・紅・中(平声東韻)。
  • 王昭君 其二 … 二首連作の一番目。『全唐詩』には「時年十七」との注がある。王昭君は前漢の元帝に仕えた女官。昭君はあざな。楽府題の一つ。
滿面胡沙滿鬢風
おもてつる胡沙こさ びんつるかぜ
  • 胡沙 … モンゴル地方の砂漠。
  • 鬢 … 左右側面の耳ぎわの毛。『全唐詩』には「一作面」との注がある。
眉銷殘黛臉銷紅
まゆ残黛ざんたいえ かおべに
  • 銷 … 消える。
  • 残黛 … 色せたまゆずみ。
  • 臉 … 顔。
愁苦辛勤顦顇盡
愁苦しゅうく辛勤しんきんして顦顇しょうすいくし
  • 愁苦 … 思い悩んで苦しむ。
  • 辛勤 … 苦労してつとめる。
  • 顦顇 … 疲れてやつれ果てること。
如今卻似畫圖中
如今じょこん かえって画図がとうちたり
  • 如今 … いま。
  • 却 … 逆に。
  • 似 … 『全唐詩』には「一作是」との注がある。
  • 画図 … 画家に醜く描かれた肖像画のこと。このエピソードについては、「王昭君」(Wikipedia)参照。