二十四詩品 二十三 曠達
二十三 曠達
生者百歳、相去幾何。
生くる者は百歳、相い去ること幾何ぞ。
歡樂苦短、憂愁實多。
歓楽 苦だ短く、憂愁 実に多し。
何如尊酒、日往煙蘿。
いかんぞ尊酒もて、日々煙蘿に往くは。
花覆茆簷、疏雨相過。
花 茆簷を覆い、疏雨相い過ぐ。
- 疏 … 『説郛』では「疎」に作るが、『全唐詩』および『二家詩品』(『和刻本漢籍隨筆集 16』所収)に従い改めた。「疏」は「疎」の正字。
- 過 … 『二家詩品』(『和刻本漢籍隨筆集 16』所収)には「過一本作歌」との注あり。
倒酒既盡、杖藜行歌。
酒を倒けてすでに尽くし、藜を杖きて行歌せん。
孰不有古、南山峨峨。
たれか古びることあらざらん、南山は峨峨たれども。