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二十四詩品 二十三 曠達

一 雄渾 二 冲淡 三 繊穠
四 沈著 五 高古 六 典雅
七 洗煉 八 勁健 九 綺麗
十 自然 十一 含蓄 十二 豪放
十三 精神 十四 縝密 十五 疎野
十六 清奇 十七 委曲 十八 実境
十九 悲概 二十 形容 二十一 超詣
二十二 飄逸 二十三 曠達 二十四 流動
    
 二十三 曠達こうたつ
生者百歳、相去幾何。
生くる者は百歳、相い去ること幾何いくばくぞ。
歡樂苦短、憂愁實多。
歓楽 はなはだ短く、憂愁 まことに多し。
何如尊酒、日往煙蘿。
いかんぞ尊酒もて、日々煙蘿えんらに往くは。
花覆茆簷、雨相
茆簷ぼうえんおおい、疏雨そう相い過ぐ。
  • 疏 … 『説郛』では「疎」に作るが、『全唐詩』および『二家詩品』(『和刻本漢籍隨筆集 16』所収)に従い改めた。「疏」は「疎」の正字。
  • 過 … 『二家詩品』(『和刻本漢籍隨筆集 16』所収)には「過一本作歌」との注あり。
倒酒既盡、杖藜行歌。
酒を倒けてすでに尽くし、あかざつえつきて行歌せん。
孰不有古、南山峨峨。
たれか古びることあらざらん、南山は峨峨ががたれども。