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二十四詩品 十九 悲概

一 雄渾 二 冲淡 三 繊穠
四 沈著 五 高古 六 典雅
七 洗煉 八 勁健 九 綺麗
十 自然 十一 含蓄 十二 豪放
十三 精神 十四 縝密 十五 疎野
十六 清奇 十七 委曲 十八 実境
十九 悲概 二十 形容 二十一 超詣
二十二 飄逸 二十三 曠達 二十四 流動
    
 十九 悲概ひがい
大風捲水、林木爲摧。
大風 水をき、林木 ためくだかる。
適苦欲死、招憩不來。
まさに苦みて死せんと欲し、いこいを招くも来らず。
  • 適苦欲死 … 『二家詩品』(『和刻本漢籍隨筆集 16』所収)では「意苦若死」に作る。
百歳如流、富貴冷灰。
百歳 流るるがごとく、富貴も冷灰れいかいのごとし。
大道日、若爲雄才。
大道 日々にうしなわれ、たれか雄才たる。
  • 喪 … 『二家詩品』(『和刻本漢籍隨筆集 16』所収)では「往」に作り、「往一本作裘」との注あり。
壯士拂劍、浩然彌哀。
壮士 剣をはらい、浩然としていよいよかなし。
蕭蕭落葉、漏雨蒼苔。
蕭蕭しょうしょうたる落葉、雨を蒼苔そうたいらす。